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エルサレム

トランプ政権、在イスラエル米大使館を5月にエルサレム移転へ

2018年2月26日(月)11時10分

2月23日、米国務省は、イスラエルの建国70周年に当たる5月に在イスラエル米大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転する計画だと発表した。写真はイスラエルの国旗。エルサレムで昨年12月撮影(2018年 ロイター/Ammar Awad)

米国務省は23日、イスラエルの建国70周年に当たる5月に在イスラエル米大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転する計画だと発表した。

新たな大使館は、当初はエルサレムのアルノナ地区にある総領事館のある建物内に入る見通し。最終的な移転先は現在選定中だという。

匿名の高官によると、フリードマン米大使は安全上の理由から引き続きテルアビブ北部ヘルツリーヤに住み、移転した大使館に通う予定。

トランプ政権は昨年12月にエルサレムをイスラエルの首都と認定し、東エルサレムを将来のパレスチナ独立国家の首都としたいアラブ諸国の反感を買っている。

ペンス米副大統領は1月のイスラエル訪問で、2019年末までに大使館を移転すると表明したが、大幅に前倒しすることになる。

イスラエルのネタニヤフ首相は米国務省の発表について「イスラエルにとって素晴らしい日となる」と歓迎した。

一方、パレスチナ側は反発。パレスチナ自治政府のアッバス議長報道官は「受け入れられない。一方的な行動に正当性はなく、地域の和平への取り組みの障害となる」と批判した。

トランプ米大統領は23日に開かれた保守派の会合で、エルサレムの首都認定について、発表後に多くの国から「やめるよう」求められたが、「やらなくてはならないと述べた。これは正しいことだ」と語った。

[ワシントン 23日 ロイター]


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