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中英首脳、通商・投資関係見直しで合意 1.4兆円規模の商談成約へ

2018年2月2日(金)12時47分

2月2日、中国の習近平国家主席は1日、中国訪問中のメイ英首相と会談した。写真は北京での代表撮影(2018年/ロイター)

中国の習近平国家主席は1日、中国訪問中のメイ英首相と会談した。両首脳は、英国の欧州連合(EU)離脱後の2国間貿易協定を見据え、合同で通商および投資関係を見直していくことで合意した。

英首相官邸が首脳会談の内容を明らかにした。

首相は「英国がひとたびEUを離脱すれば、われわれ独自の貿易協定を自由に結ぶことができるようになる」と述べるとともに、「通商・投資関係の合同見直しの実施は、将来の意欲的な貿易協定に向けた最初のステップになる」と指摘した。

また、両首脳は中国の広域経済圏構想「一帯一路」への英国の協力ついてもさらに協議を重ねることで合意したほか、同構想を成功させる鍵となる国際基準と透明性の重要性についても話し合ったという。

習主席は、中国の牛肉、乳製品、その他農産物などの市場が英国に対してさらに開かれると述べた。

メイ首相は、3日間の中国訪問中に少なくとも90億ポンド(120億ドル)の商談がまとまるとの見通しも示した。

[北京 1日 ロイター]


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Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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