最新記事

人種問題

トランプ、移民受け入れ問題で「アフリカは不潔極まる国々」と発言

2018年1月12日(金)11時24分

1月11日、トランプ米大統領が議員らとの会合で、ハイチやアフリカの諸国から移民を受け入れる必要性に疑問を呈し、下品な言葉を使って一部の諸国を「不潔極まる」と呼んだことが、事情に詳しい関係筋2人の話で明らかになった。写真は同大統領。メリーランド州キャンプデービッドで6日撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

トランプ米大統領が11日に議員らとの会合で、ハイチやアフリカの諸国から移民を受け入れる必要性に疑問を呈し、下品な言葉を使って一部の諸国を「不潔極まる」と呼んだことが、事情に詳しい関係筋2人の話で明らかになった。

同筋によると、トランプ氏はこの日、上院議員の超党派グループが推進する新たな移民関連法案について民主党のディック・ダービン議員と共和党のリンゼー・グラム議員から説明を受けた。他の政府当局者らも同席したという。

議員らは会合で、自然災害や内戦で祖国を逃れ米国に避難した人々に在留資格を付与する制度を含む移民政策について説明。

会合の内容に詳しい1人の関係筋は、トランプ氏が「アフリカの人々を受け入れる必要があるだろうか。不潔極まる国々だ。ノルウェーの移民をもっと受け入れるべきだ」と述べたと明かした。

2人目の関係筋は、トランプ氏はハイチ人を受け入れる必要性についても疑問を呈したと語った。

同制度は「一時保護資格(TPS)」と呼ばれる。米政府は中米エルサルバドルなどの諸国の人々に認めているTPSを打ち切る方針を発表している。

上院超党派の案では、年間5万人を対象に抽選で米国永住権(グリーンカード)を与える制度を打ち切るか変更する代わりにTPSを維持するとしている。

ホワイトハウスのシャー報道官はトランプ氏の発言について問われ、「ワシントンの一部の政治家は外国のために闘っているが、トランプ大統領はいつでも米国民のために闘う」と強調した。

トランプ氏は個人の技能に基づく移民制度がある諸外国に倣い、米社会や経済に貢献し、社会に同化できる移民を受け入れることで国を強くする恒久的な政策を求めているとした。

[ワシントン 11日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版のおすすめ記事をLINEでチェック!

linecampaign.png

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 9
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中