最新記事

経済制裁

北朝鮮「20カ国外相会合は挑発行為、制裁には可能な限り立ち向う」

2018年1月18日(木)15時24分

1月17日、北朝鮮の在ジュネーブ国連代表部のチェ・ミョンナム氏は、ロイターのインタビューに応じ、前日行われた北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る米国主導の外相会合について「挑発行為」だと非難し、対抗姿勢を鮮明にした。写真は北朝鮮の国旗。北京で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

北朝鮮の在ジュネーブ国連代表部のチェ・ミョンナム氏は17日、ロイターのインタビューに応じ、前日行われた北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る米国主導の外相会合について「挑発行為」だと非難し、対抗姿勢を鮮明にした。

カナダのバンクーバーで開かれた20カ国の外相会合では、国連安全保障理事会が採択した対北朝鮮制裁に加え、新たな制裁を検討することで各国が合意。ティラーソン米国務長官は、北朝鮮が協議を選択しなければ、軍事行動を招く恐れがあると警告した。

チェ氏は同会合について「非常に有害であり、可能な限り強い言葉で非難する。平和と安全に寄与するものではなく、南北間の平和的環境の醸成や緊張緩和、和解促進に向けた進行中のプロセスの助けにもならない」と一蹴。

「制裁に立ち向かうため、できる限りの行動を取ることに真にコミットしている」と語った。

米国が北朝鮮を攻撃する可能性については「われわれは、そのような敵対的勢力側の行動を阻止する能力をすべて備えている。われわれには対話と対立の両方の用意がある」と述べた。

平昌冬季五輪に関しては北朝鮮は成功させる決意だと表明した。

[ジュネーブ 17日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マクロスコープ:流動する政界、高市氏と玉木氏の「極

ビジネス

サムスン電子、第3四半期は32%営業増益へ AI需

ワールド

即時利下げ必要ない、11月会合はデータ注視へ=豪中

ビジネス

複数の自動車大手巡り英で大規模裁判、排ガス試験で「
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃をめぐる大論争に発展
  • 4
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 7
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 8
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 9
    ウィリアムとキャサリン、結婚前の「最高すぎる関係…
  • 10
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
  • 10
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中