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民進党がため込んだ政党交付金という「カネ」の行方

2017年10月19日(木)15時10分
深田政彦(本誌記者)

ただこうした巧妙な手法によって、逆に政党交付金制度の問題点があらわになった。実質的な解党でも形式的に政党を残しておけば交付金を返還しなくてもいい。選挙で多くの国民の支持を得た民進党に対して交付されたカネが、いまだ支持を受けていない新党の活動資金に使われる。政策本位の政治のための交付金が貯蓄され、選挙CMや写真撮影のために吐き出される......。

こうした民進党のカネの動きを「税金の恣意的な利用で、交付金の理念の換骨奪胎」と批判する白鳥は同時に、交付金配分の仕組みそのものの問題点も指摘する。議員数と得票数に応じて単純に配分されれば、有利なのは議会多数派で政権を握る与党。一方、野党や小政党には交付金が流れず、その分政治活動が制限される。「野党が与党に対抗する政策軸をつくる、という政治改革本来の趣旨と外れている」

ただ、少なくとも野党・民進党への「1杯250円のコーヒー」はあまりに苦く、ワイズスペンディング(賢い支出)ではなかったようだが。

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[2017年10月17日号掲載]

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