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北朝鮮の金正恩、軍からグアム攻撃計画受ける 決定前に米国の行動注視

2017年8月15日(火)10時58分

8月15日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、グアムへのミサイル発射計画について軍から報告を受けたと、北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が報じた。写真は5月、KCNAが公開(2017年 ロイター)

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、グアムへのミサイル発射計画について軍から報告を受けた。北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が15日に報じた。KCNAによると、金委員長は、何らかの決定を下す前にもう少し米国の行動を注視する姿勢を示した。

同委員長は朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察し、長い時間をかけてミサイル発射計画を確認したうえで軍の将校らと協議した。金委員長が公の場に姿を現すのは約2週間ぶり。

金委員長は「米国が北朝鮮の自制心を試し、朝鮮半島やその周辺で極めて危険で向こう見ずな行動を続けた場合、これまで表明した通り、重大な決断を下す」と警告した。

同委員長は「緊張を緩和し、朝鮮半島での危険な軍事衝突を回避するには」米国が正しい決定を下すべきだと主張した。

さらに、決定次第即座に攻撃できる態勢を整えるよう軍に指示したと明らかにした。

[ソウル 15日 ロイター]


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