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トランプ政権の新広報部長、情報リーク取り締まり強化を表明

2017年7月24日(月)09時29分

7月23日、トランプ米政権の広報部長に新たに就任したアンソニー・スカラムチ氏は情報リークの取り締まりが最優先課題の一つで、リークを止めることができない場合は広報チームのスタッフを解任する可能性もあると警告した。21日撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

トランプ米政権の広報部長に新たに就任したアンソニー・スカラムチ氏は23日、情報リークの取り締まりが最優先課題の一つで、リークを止めることができない場合は広報チームのスタッフを解任する可能性もあると警告した。

同氏はFOXニュースに対し、「リークが止まらないなら、わたしは実業家であるため、厳格な措置を講じてリークを止める」と表明。

同氏はまたCBSの番組で、情報漏えい者らは「非米国的」だと批判した。

スカラムチ氏は投資会社創業者で共和党の資金調達役を担ってきた。同氏の広報部長への起用を受けてスパイサー大統領報道官は即座に辞任し、後任にはサンダース副報道官が昇格した。

スクラムチ氏は就任早々、トランプ大統領が顧問弁護団とともに、自分自身や家族、側近が罪に問われた場合に恩赦を与える権限を持っているかについて検討したとするワシントンポストの報道への対応に追われた。

トランプ氏は22日にツイッターで、政権に対するリークは「犯罪」で、自身には「恩赦を与える完全な権限」があると主張。スクラムチ氏はCBSで、トランプ氏は「執務室や書斎で2分間会話しただけで(恩赦の法的選択肢検討との)情報がリークすることを快く思っていない」と指摘。「誰にも恩赦を与える必要性はない」とした。

[ワシントン 23日 ロイター]


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