最新記事

環境問題

環境活動家ら、米銀行チェースのシアトル支店で抗議活動

2017年5月9日(火)17時07分

5月8日、米国先住民(ネイティブ・アメリカン)の指導者や環境活動家が、シアトルにある米JPモルガン・チェース傘下の銀行チェースの支店数店舗で抗議活動を行い、店舗を一時閉鎖に追い込んだ。写真はチェース支店前で抗議活動を行う米国先住民の指導者や環境活動家ら。ワシントン州シアトルで撮影(2017年 ロイター/David Ryder)

米国先住民(ネイティブ・アメリカン)の指導者や環境活動家が8日、シアトルにある、米JPモルガン・チェース傘下の銀行チェースの支店数店舗で抗議活動を行い、店舗を一時閉鎖に追い込んだ。活動家らは、カナダから米国に原油を運ぶキーストーンXLパイプラインといった地球温暖化を促す計画に同行が資金を融資しないよう要求した。

警察当局によると、この抗議活動に関する逮捕者数は、同日午後遅い時間帯までに26人に上った。活動家らによると、チェースの11支店で抗議活動を行い、ほかの2店舗を一時閉鎖に追い込んだという。

チェースの広報担当者はコメントを控えた。

シアトルのダウンタウンにある店舗では、約50人がロビーを占拠し、演説をしたり歌を歌ったりしたほか、看板や横断幕を掲げ、警官によって入り口が封鎖されるまでは大量のピザを注文する場面も見られた。

別の店舗では、少数の抗議者が店内に入ったほか、別の2名が自転車用のチェーンで正面出入り口の扉に自分たちの首をくくりつけた。

活動家らは、これらの運動はキーストーンなど2つの巨大インフラ計画やオイルサンド事業を手掛ける企業への融資からチェースに手を引かせるのが狙いだと説明している。

環境活動家らは、抗議の場をパイプラインの建設現場から金融機関へと移しており、他の銀行でも同種の動きが見られている。

ある活動参加者は、銀行はパイプライン会社よりも評判に神経を尖らせていると指摘。抗議活動の指導者の1人は、石油・ガス関連の融資が全体に占める割合は比較的小さいとし、それが銀行の評判に著しく大きな打撃となる状況をつくり出せれば、抗議行動は影響力を持つと述べた。

[シアトル 8日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:日本株はイベント後も高値圏、「適温」の異

ワールド

タイ憲法裁、ペートンタン首相の失職認める 倫理規定

ワールド

英財務相は銀行の準備預金利子の課税を、シンクタンク

ワールド

トランプ一族「ビットコイン社会を愛している」 10
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 5
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 6
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 7
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 8
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中