最新記事

トランプ政権

トランプ大統領、米国民の雇用促す大統領令に署名 ビザ審査厳格化

2017年4月19日(水)08時44分

4月18日、トランプ米大統領は、専門技能を持つ外国人向け査証(ビザ)「H─1B」の審査を厳格化する大統領令に署名した。大統領が掲げる「米国第一主義」を推進することが狙い。10日撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

トランプ米大統領は18日、専門技能を持つ外国人向けの査証(ビザ)「H─1B」の審査を厳格化する大統領令に署名した。大統領が掲げる「米国第一主義」を推進することが狙い。

大統領はまた、米国企業を優先する連邦政府の調達ルールの見直しも指示した。特に鉄鋼業界などに実際に恩恵をもたらしているかどうかを見極める。

大統領の側近によると、H─1Bビザについては、より技能の高い外国人労働者が対象となるよう審査方法を現在の抽選から能力ベースに変更することなどが狙い。

同ビザを巡ってはその多くが給与水準の低いインド系アウトソーシング企業の社員向けに発給されているとして、米国民の雇用を奪い賃金を押し下げているとの批判がある。

H─1Bビザの年間取得者数はインド人が最多。審査方法変更はインドのタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)<TCS.NS>やインフォシス<INFY.NS>、米コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ<CTSH.O>などシリコンバレーと外国人エンジニアやプログラマーを結び付けている企業に影響が及ぶ可能性がある。

トランプ氏は大統領令の発表に際し「H─1Bビザは現在、無作為の抽選で発給されている。これは間違いだ。技能と給与水準が最も高い申請者に与えられるべきで、米国民の代わりのために使用されるべきではない」と語った。

[ケノーシャ(米ウィスコンシン州) 18日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

焦点:闇に隠れるパイロットの精神疾患、操縦免許剥奪

ビジネス

ソフトバンクG、米デジタルインフラ投資企業「デジタ

ビジネス

ネットフリックスのワーナー買収、ハリウッドの労組が

ワールド

米、B型肝炎ワクチンの出生時接種推奨を撤回 ケネデ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 6
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中