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ISIS暴力写真投稿問題、欧州議会がルペンの免責解除可決

2017年3月1日(水)09時58分

フランス極右政党・国民戦線党首で、欧州議会議員のルペン氏が、「イスラム国」(IS)の暴力写真を投稿したとされる件で、欧州議会法務委員会はルペン氏の刑事免責解除を賛成多数で可決した。パリで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Charles Platiau)

フランス極右政党・国民戦線(FN)党首で、欧州議会議員のルペン氏が2015年、過激派組織「イスラム国」(IS)の暴力写真を投稿したとされる件で、欧州議会法務委員会は28日、ルペン氏の刑事免責解除を賛成18票、反対3票で可決した。

欧州連合(EU)や議会当局者らによると、採決はフランス側の要求を受けて行った。議会全体の採決が必要で、週内に行われるとみられる。

刑事免責が解除されれば、法的措置が可能となる。ルペン氏は暴力映像公開の疑いで、一定の状況下で懲役3年、罰金7万5000ユーロ(7万9650ドル)が科される可能性もある。

[ブリュッセル 28日 ロイター]


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