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メキシコ不法移民の子息を米当局が逮捕 オバマ政権では合法滞在

2017年2月15日(水)15時22分

2月14日、米移民税関捜査局は先週、幼少期に不法移民の親に連れられて入国し、オバマ前政権下で合法的に就労許可を得ていたメキシコ人男性をシアトルで逮捕した。写真は移民税関捜査局員がアトランタで業務を遂行する様子。同局による提供写真(2017年/ロイター)

米移民税関捜査局は先週、幼少期に不法移民の親に連れられて入国し、オバマ前政権下で合法的に就労許可を得ていたメキシコ人男性をシアトルで逮捕した。

逮捕されたのは、ダニエル・ラミレス・メディーナさん(23)。犯罪歴はない。ラミレスさんは先週、父親の自宅にいたところを、父親を逮捕しに来た移民税関捜査局員に拘束された。父親の逮捕理由は明らかになっていない。

ラミレスさんは13日、勾留を不服としてシアトルの連邦裁判所に申し立てを行った。

オバマ前政権は、不法移民の子どもたちに一時的に就労許可を与え、強制送還を免除する「DACA」制度を導入。全米で75万人が対象となっている。

一方、トランプ大統領は、1100万人いると推定される不法移民を取り締まる方針を掲げている。

[サンフランシスコ 14日 ロイター]


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