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韓国、中国との協力強化を表明 THAADめぐる「間接報復」が背景

2017年1月26日(木)11時28分

1月26日、韓国企画財政省は声明を出し、中国との意思疎通と経済協力を強化する方針を示した。中国に進出する韓国企業が直面する問題を解消する狙いがあるとしている。写真はロッキード社のTHAADミサイルのモデル。都内で昨年10月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

 韓国企画財政省は26日に声明を出し、中国との意思疎通と経済協力を強化する方針を示した。中国に進出する韓国企業が直面する問題を解消する狙いがあるとしている。

 同省の関係者は、在韓米軍への地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備に反対する中国による間接的な報復措置が念頭にあると説明した。

 同省の声明によると、政府は中国と取引がある、あるいは中国で事業を展開する韓国企業との会合を拡大するとともに、国際会議での中国当局者との協議を増やす方針。

 また、韓国企業の中国事業に問題が発生した場合は中国に伝達する意向を示した。

 柳一鎬(ユ・イルホ)企画財政相はこれまで、中国当局による韓国の航空会社のチャーター便申請却下について、THAAD配備との関連性の有無を調査していると明らかにしている。

[ソウル 26日 ロイター]


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