最新記事

米ロ関係

米トランプ新政権とシリア問題や核軍縮で協議の用意=ロシア外相

2017年1月18日(水)11時02分

1月17日、ロシアのラブロフ外相は、ロシア政府は米国のトランプ新政権と核兵器およびシリア問題について協議する用意があるとして、両国による国際問題解決に意欲を示した(2017年 ロイター/Sergei Karpukhin)

 ロシアのラブロフ外相は17日、ロシア政府は米国のトランプ新政権と核兵器およびシリア問題について協議する用意があるとして、両国による国際問題解決に意欲を示した。

 年頭の定例会見で述べた。協力可能な分野を強調する一方、トランプ氏とロシアの関係をめぐる批判を悪意のある試みとして一蹴した。

 トランプ氏はロシアとの関係改善に積極的な姿勢を示している。

 ロシアは米大統領選挙中のハッキング疑惑を否定。ロシアがトランプ氏に関する不名誉な情報を入手したとする英秘密情報部(MI6)元職員の関連文書も策略の一部として切り捨てた。プーチン大統領も17日、この文書を作り話として否定した。

 ラブロフ外相は「トランプ次期大統領の見解は前任者とは大きく異なる。相互利益を実用的に模索することでわれわれは多くの問題を解決できる」と述べた。

 中でもシリア問題を有望な分野の一つとし、トランプ氏が世界的なテロとの戦いを優先する姿勢を示したことを歓迎した。

[モスクワ 17日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米関税に報復しない各国の選択、世界経済に寄与=IM

ビジネス

ECBの次の措置、利上げより利下げの可能性高い─仏

ビジネス

米銀大手、第3四半期は投資銀行部門好調 資産バブル

ワールド

スペインに制裁関税を示唆、トランプ氏 防衛費拡大不
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 5
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 6
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 7
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 8
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中