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トランプ発言でドル全面安、ポンドは急反発

2017年1月18日(水)07時26分

1月17日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが全面安となった。写真はドルと人民元の紙幣、昨年1月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが全面安となった。トランプ次期米大統領が前週末、ドル高/人民元安に強い懸念を表明したことが影響した。

 ポンドは、英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱の交渉方針を明確に示した後、急反発した。

 トランプ氏はウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで、米企業は「(中国)と競争できない。なぜならドルが強く、われわれは死にそうな目にあっているからだ」と述べた。

 このところ市場では、ドルの上昇に一服感が広がっていた。クレディ・アグリコルのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、こうした中でトランプ氏の発言がドルの調整トレンドを一層強めたと分析した。

 主要通貨ではポンド/ドルの上げが約3%と最も鮮明で、1日の上昇率としてはトムソン・ロイターのデータで遡れる1998年以降で最大を記録した。

 ドル/円は一時112.68円に下落。ユーロ/ドルはおよそ1%高で、昨年12月8日以降で初めて1.07ドル台に乗せた。

 ポンドは、 12月の英消費者物価指数の前年比上昇率が予想外に上振れたことで既に買い優勢となっていたが、メイ首相の演説を受けて値上がりが加速した。

 メイ氏はEU単一市場にとどまらない完全離脱を宣言したものの、最終的な離脱案について議会の承認を求めると説明したことが市場の不安を和らげた。

 セレブリアコフ氏は、ポンド上昇について「うわさで売って事実で買うというケースだったと思う」と語り、メイ氏の演説がソフトブレグジット(穏健離脱)派に一定の譲歩を見せる言い回しだったため、安心感に基づく買いをもたらしたと指摘した。   

<ドル/円>
NY終値 112.62/112.65
始値 113.03
高値 113.58
安値 112.61

<ユーロ/ドル>
NY終値 1.0712/1.0715
始値 1.0709
高値 1.0716
安値 1.0668

[ニューヨーク 17日 ロイター]


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