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エアバス、年内にヘリコプター型の飛行自動車の試験開始

2017年1月17日(火)11時19分

1月16日、欧州航空宇宙・防衛大手エアバス・グループのエンダースCEOは、空飛ぶ自動運転車の試作機のテストを年末までに行う見通しを明らかにした。写真はエアバスのロゴ、11日仏トゥールーズ近郊で撮影(2017年 ロイター/Regis Duvignau)

 欧州航空宇宙・防衛大手エアバス・グループのエンダース最高経営責任者(CEO)は16日、空飛ぶ自動運転車の試作機のテストを年末までに行う見通しを明らかにした。

 同社は昨年、複数の乗客を輸送するヘリコプター型自動車を開発する部署を設立。カーシェアリングのように、アプリを使い自動車を予約できることを目指している。

 CEOは「100年前、都市交通は地下に向かったが、今やわれわれには空を移動する技術がある」と指摘。年内に1人用の試作機を飛行させる意向を示した。

 CEOはまた、都市部の大気汚染解消のため、飛行自動車の排気はクリーンでなければならないと強調。「空を飛ぶことで、橋や道路の建設に大金を注ぐ必要がなくなる」と主張した。

[ミュンヘン 16日 ロイター]


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