最新記事

インタビュー

経営不振のバスケチームを人気No.1にした勝因とは?

2016年10月20日(木)18時24分
WORKSIGHT

スポンサーの7割が船橋の企業や団体で占める地域球団

 試合でもファンサービスを徹底するようにしました。選手との交流はもちろん、ハーフタイムにはチアリーダーやお笑い芸人のパフォーマンスがありますし、MCも応援を盛り立てます。試合自体も激しくダイナミックなプレーや1点をめぐる攻防に息をつめたりと、すごくエキサイティングです。最初は興味がなかったお客さんも試合が終わるころにはすっかりファンになっているということもありますね。

「バスケットって面白い」「千葉ジェッツを応援したい」という声が徐々に広がっていって、2015年12月にはリーグ史上最多の観客動員(6,236人)を記録するまでになりました。

 今、スポンサーの7割が船橋の企業や団体を占めています。会社の売上も増加し、2015年度の売上高は3億7800万円と、前年比1.5倍の伸びとなったほか、売上、利益ともに増収増益となり過去最高を記録することができました。同年度で過去の累積損失も消滅させることができたのは喜ばしいことです。

 しかし、再建はまだ道半ばに過ぎません。新たに発足する日本プロバスケットボールの新リーグ「Bリーグ」でいっそうの飛躍を目指します。

WEB限定コンテンツ
(2016.3.29 千葉県船橋市の千葉ジェッツ本社にて取材)

text: Yoshie Kaneko
photo: Tomoyo Yamazaki

※インタビュー後編:「打倒トヨタ」を掲げ、地域が共に闘う空気を意図的につくる

wsShimada_site.jpg千葉ジェッツ
2010年11月発足。加盟リーグは2012年度までbjリーグ、2015年度までNBL、2016年9月からBリーグ(B1カテゴリ)。日本代表メンバーも務める小野龍猛選手や富樫勇樹選手らを抱え、2015年度は8位の成績でプレーオフ進出を果たす。観客動員数はリーグ随一で、2015年12月にはNBLリーグ史上最多の6,236人を記録した。ホームタウンは船橋市、フレンドリータウンは千葉市。メインアリーナは船橋市総合体育館(船橋アリーナ)。
http://www.chibajets.jp/

株式会社ASPE(エーエスピーイー)
千葉ジェッツの運営会社として2010年9月に設立。社名はArena Sports Promotion & Educationの略。本社は千葉県船橋市。社員数13名(2016年6月現在)。

* ブースターはファン、フライトクルーはホームゲームでMCやチアパフォーマンスを行うメンバーのこと。

** 野球では千葉ロッテマリーンズ、サッカーではジェフユナイテッド市原・千葉、柏レイソルがある。

*** 千葉ジェッツでは「JETS HAPPY ACTION」と銘打ち、年間110回を超える地域貢献活動を実施している。

**** 2015年5月に船橋市とホームタウン協定、同年12月に千葉市とフレンドリータウン協定を締結。

wsShimada_portrait.jpg島田慎二(しまだ・しんじ)
株式会社ASPE 代表取締役。1970年新潟県生まれ。日本大学卒業。1992年株式会社マップインターナショナル(現・株式会社エイチアイエス)入社。95年に退職後、法人向け海外旅行を扱う株式会社ウエストシップを設立。2001年同社取締役を退任。同年、海外出張専門の旅行を扱う株式会社ハルインターナショナルを設立。10年に同社売却、同年にコンサルティング事業を展開する株式会社リカオンを設立。12年より現職。株式会社ジェッツインターナショナル 代表取締役、特定非営利活動法人ドリームヴィレッジ 理事長、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ 理事。

※当記事はWORKSIGHTの提供記事です
wslogo200.jpg


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

米テロ対策トップ辞任、イラン戦争支持できず 「切迫

ワールド

トランプ氏、NATO消極姿勢を非難 イラン作戦巡り

ワールド

イラン交戦で新たに4500万人が飢餓の恐れ、WFP

ワールド

仏、敵対行為中は不参加 ホルムズ海峡護衛任務=大統
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 3
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 6
    「目のやり場に困る...」グウィネス・パルトロウの「…
  • 7
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    生徒がいない間に...中学教師、教室でしていた「気持…
  • 10
    戦争反対から一変...湾岸諸国が望む「イランの脅威」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中