最新記事

音楽

「ロックもラップもいずれ死ぬ」

2016年5月27日(金)17時00分



――キッスのライブ映画『KISS Rocks VEGAS(キッス・ロックス・ベガス)』(日本公開は5月29日1夜限り)は、どんな経緯でできたのか。

 私たちは何でも、やるならどでかくやりたいと思ってきた。あるコンサートの企画で、最近よくある巨大スクリーンを使ってみようと思った。それで場所を借りたりしていたら、「リハーサルもライブにして盛り上げよう」となったわけだ。(花火で)火事を起こさないようにするのが大変だった。

【参考記事】虚構を超えたヘビメタ・ドキュメンタリー

――以前、オバマ大統領に投票したことを後悔していると言っていたが。

 今は違う。ドローンを派遣して悪者を退治したり、(ウサマ・)ビンラディン殺害に特殊部隊を派遣したり。そういうことを始めてからオバマに対する評価は上がった。弱腰なリーダーは悪者たちの思うツボだ。

――「アメリカはビジネスマンが動かすべきだ」と言ったこともある。

 国を統治するのに政治家が適任ではないという考えは変わっていない。ビジネスマンのほうがいいと思う。資本主義と雇用創出の仕組みを知らない人間がトップになっても、混乱するだけだ。アメリカは(ビル・)クリントン大統領のとき財政均衡を達成したのに、今や19兆ドルもの対外債務を抱えている。それは「アメリカは太ってる。ダイエットが必要だ」と言う勇気が政治家にないからだ。

――では、今年の大統領選ではビジネスマンのドナルド・トランプを支持するのか。

 トランプはテレビで見てのとおりの男だ。いいか悪いかは別として、彼は自分のカネで選挙活動をしているから、好き勝手なことを言える。それをいいと思うなら投票すればいいし、嫌なら投票しなければいい。

[2016年5月31日号掲載]

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

台湾の頼次期総統、20日の就任式で中国との「現状維

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部で攻勢強化 米大統領補佐官が

ワールド

アングル:トランプ氏陣営、本選敗北に備え「異議申し

ビジネス

日本製鉄副会長が来週訪米、USスチール買収で働きか
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバいのか!?

  • 4

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、…

  • 5

    「円安を憂う声」は早晩消えていく

  • 6

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    中国のホテルで「麻酔」を打たれ、体を「ギプスで固…

  • 9

    時速160キロで走行...制御失ったテスラが宙を舞い、4…

  • 10

    英供与車両から巨大な黒煙...ロシアのドローンが「貴…

  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 9

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中