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朝鮮半島

日米韓首脳が対北連携確認、脅威が高まればさらなる制裁

朝鮮半島の非核化と安全保障のために今後3カ国が追加措置を策定

2016年4月1日(金)19時07分

3月31日、オバマ米大統領(写真後方)が、安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領(左)と会談した。ワシントンで同日撮影(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)

 オバマ米大統領は31日、訪米中の安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領と会談し、飛翔体の発射などで「挑発的」な行為を示している北朝鮮に対し連携していくことを確認した。

 安倍首相と朴大統領は核安全保障サミットに出席するためワシントンを訪問中。3首脳は相互防衛へのコミットメントを確認したうえで、北朝鮮からの脅威が高まれば一段の措置を講じることも確認した。

 オバマ大統領は記者団に対し「北朝鮮の挑発行為の阻止、およびこうした行為に対する防衛で3カ国は連携している」とし、「3カ国の安全保障は相互に関連しており、連携の必要性を認識している」と述べた。

 そのうえで、朝鮮半島の非核化の実現、および地域の安定と平和の保全に向け3カ国が協調できる追加措置を策定するよう、各首脳が関連部署に命令したことも明らかにした。

 これに対し安倍首相は地域における日米韓の協力にコミットしていると表明。朴大統領は3首脳は北朝鮮の核開発能力の拡大の阻止に向けた措置について協議したと述べた。

  

[ワシントン 31日 ロイター]


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