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領土問題

習近平国家主席「南シナ海での主権守る」とオバマ大統領に明言

「 “航行の自由を口実” に中国の主権を犯す行動を容認しない」と米海軍の動きを牽制

2016年4月1日(金)11時12分

3月31日、中国の習近平国家主席(写真)は、オバマ米大統領と会談し、「航行の自由を口実」に中国の主権を犯すいかなる行動も容認しないと表明した(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)

 中国の習近平国家主席は31日、オバマ米大統領と会談し、「航行の自由を口実」に中国の主権を犯すいかなる行動も容認しないと表明した。新華社が報じた。

 両首脳は、ワシントンで行われた核安全保障サミットに合わせて会談。習主席の発言は南シナ海に言及したもの。

 同主席は、南シナ海での中国の主権を断固として守るとし、領有権をめぐる対立は関係当事者間の直接対話を通じて平和的に解決すべきだとの見解を示した。

 また、中国は「国際法の下で他国が認められている航行と上空飛行の自由を尊重し保護する」と述べた。

  

[北京 1日 ロイター]


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Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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