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仏首相「欧州全域で新たな攻撃計画」、100カ所超で過激派捜索

イスラム過激主義の関係者やフランスへの嫌悪を訴えるあらゆる人物を聴取

2015年11月16日(月)19時10分

11月16日、フランスのバルス首相(写真中央)は、パリの同時多発攻撃を受けて、イスラム過激派と疑われる人物らの関係先を警察が15日夜から16日にかけて捜索したと明らかにした。15日撮影(2015年 ロイター/Eric Feferberg)

 フランスのバルス首相は、パリの同時多発攻撃を受けて、イスラム過激派と疑われる人物らの関係先を警察当局が15日夜から16日にかけて家宅捜索したと明らかにした。

 警察筋によると、捜索は少なくとも110カ所で行われた。このうちパリ郊外ボビニーの捜索は、同時攻撃の捜査の一環だという。仏メディアによると、家宅捜索は南部のトゥールーズやグルノーブルでも実施された。

 バルス首相はRTLラジオに対し、フランスの情報機関が今年の夏以降、5つの攻撃計画を事前に阻止したと説明。また、フランスだけでなく欧州全域を狙った新たな攻撃が計画されているとの見方も明らかにした。

 バルス首相は「イスラム過激主義に属する人物やフランスへの嫌悪を訴えるあらゆる人物を聴取するため、非常事態の法的枠組みを利用している」と語った。

 

[パリ 16日 ロイター]


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Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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