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米外交

イスラエルに「ブッシュ特使」を

2009年7月30日(木)19時32分
グレゴリー・リービー(ジャーナリスト)

 ブッシュが特使になれば、そうした懸念の大半は解消される。イスラエルの現政権は右寄りで、多くの国民がブッシュの進めてきた政策が最も国益にかなうと信じている。ブッシュならイスラエルを見捨てないことも確信している。

 もちろん、こんな話は夢物語だ。ブッシュが誰かの特使になることなどありえないし、ましてオバマに協力するはずがない。オバマもブッシュを前面に出すことで、アラブ諸国やイスラム世界から集めてきた信頼という「資本」をドブに捨てるはずはない(ブッシュはイスラエルに好かれているだけあって、アラブ諸国からは嫌われている)。

 それでも、私はあえて言いたい。突飛な話に聞こえるだろうが、ブッシュをイスラエルに送り込むのは悪いアイデアではない。

イスラエルとはテキサス流で話せ

 イスラエルをオバマの味方につけるには、ホワイトハウスはイランの脅威に緊急に取り組み、アラブ諸国に公然と圧力をかけて譲歩を引き出す必要がある。政治的な資本を貯めこんできたオバマ政権は今こそ、それを使うべきだ。

 最後にもう一つ提案がある。オバマはブッシュのように頻繁にイスラエルを訪問し、国民と直接対話をすべきだ。

 コラムニストのブラッドリー・バーストンはイスラエルのハーレツ紙で先日、こう論じている。「彼らと論理的に話し合え。正直に、率直に向き合え。直接話をしろ。そして何より大切なのは、同じ人間として相手の目を見ながら話すことだ」

 一対一の対決は、まさにブッシュが得意とするテキサス流だ。

(筆者はイスラエル政府の元スピーチライターで、『黙れ、私が話しているんだ:イスラエル政府で学んだ外交レッスン』などの著書がある)

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