最新記事

英王室

メーガンの教育係は「豹のサマンサ」 スパルタ特訓に耐えられるのか?

2018年6月5日(火)16時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

挙式後初の公務に登場したメーガンはストッキングを着用していたが、これもサマンサ・ザ・パンサーの教えか Dominic Lipinski-REUTERS

<女王の元側近による半年間の「公爵夫人レッスン」は相当厳しいという噂...>

ハリー王子は結婚祝いとしてエリザベス女王に公爵の位を授けられ、イギリス王位継承順位第6位のサセックス公爵となった。メーガン・マークル(現メーガン妃)もハリーとの結婚により、サセックス公爵夫人となった。

新生活のスタートと同時に、メーガンはロイヤル・ファミリーのお作法を学ぶために、「公爵夫人レッスン」に臨む。これから6カ月、王室メンバーの先輩方と共に過ごし、王室プロトコルをみっちりたたき込まれる。

教育係はサマンサ・コーヘン改め「豹のサマンサ」

オブサーバーによると、メーガンの指導係に任命されたのは、女王の元側近であり「サマンサ・ザ・パンサー(豹)」の異名を持つサマンサ・コーヘン(49)。今年4月までエリザベス女王の個人秘書のアシスタントを務めていた。ハリーとメーガン夫妻の私設秘書も兼任するという。

(女王の後ろにぴったりと寄り添うサマンサ・コーヘン)


公爵夫人レッスンではひたすら「聞くこと」を徹底される(英タイムズ紙)ようで、メーガンは現在様々な人にアドバイスを求めているとのこと。彼女は謙虚な姿勢で臨むようだが、慌ただしい日々になるのは必至。英王室ジャーナリストらは、相当厳しいレッスンになると予想している。

イギリス人でも難しい試験の内容は

メーガンにはこれ以外にも課せられるミッションがある。それは、イギリス国民になるための試験だ。2012年に移民制度を厳格化したことで、イギリス人がEU出身者以外の市民と結婚するためのハードルが高くなった。さらにイギリスで永住権を申請するには、配偶者ビザで滞在した後にこの試験をパスする必要がある。

いくら王子の妻と言えども、例外になるわけではない。

問題はこの試験が決して簡単なものではないということ。イギリス内務省のウェブサイトによると、合格するには45分の制限時間内に24の設問のうち18問に正解する必要がある。アメリカ人にとってはもちろん、イギリス人でも難しいとされる。

試験問題はイギリスの文化、地理、歴史から王室まで幅広く出題される。英ガーディアン紙によると、試験問題は「テューダー家の紋章は?」や「1066年に王となった後、ロンドン塔を建てたのは誰?」といった、パブで交わされるクイズのような質問が多いとの情報もある。

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米PCE価格指数、3月前月比+0.3%・前年比+2

ワールド

米中外相会談、ロシア支援に米懸念表明 マイナス要因

ワールド

ベトナム国会議長、「違反行為」で辞任 国家主席解任

ビジネス

ANAHD、今期18%の営業減益予想 売上高は過去
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 8

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 9

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 7

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中