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ファーストレディー

ミシェル・オバマの完璧な男選び

未来の大統領をパートナーに選んだミシェルが、付き合うべき相手とそうでない相手を指南

2009年10月29日(木)16時43分
ケイティ・コノリー(ワシントン支局)

ベストカップル オバマはミシェルを「完全な人間」と感じさせてくれるとか(9月26日、黒人議員連盟のパーティーで) Yuri Gripas-Reuters

「初の」という形容詞でたびたびメディアをにぎわせてきたミシェル・オバマが来月、またも新たな「初」を獲得する。70年の歴史をもつ女性ファッション誌「グラマー」で表紙を飾る初めてのファーストレディーとなるのだ。

 これは同誌が毎年12月号で行っている「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」特集の一環。若い女性のよきメンターになっていることを称えて、ミシェルに「特別賞」が授与される。

 もちろん、誇り高き女性誌の特集が男性の話題に触れないはずがない。大統領夫人は何を基準に夫を選んだのか。同誌の編集長がサイトで紹介しているインタビューの抜粋によれば、ミシェルのアドバイスはずばり「ルックスで男を選んではいけない」だ。

「ハンサムなのはいいことね。でも、見た目はいずれ衰える。そのとき大事になるのは『人としてどうか』。預金通帳や肩書きで判断してはダメ。心を、魂を見るべきよ」

「一緒にいていつもいい気分でいられるような男性と付き合うべきよ。あなたを幸せな気持ちで満たし、自分が完全な人間だと感じさせてくれる関係でなければ続けるべきではない」

 ミシェルはその言葉を実践してきたようだ。彼女がバラク・オバマを結婚相手に選んだのは、彼に経済力があるからではなかった。二人が真剣な交際を始めた当時、バラクは売れない回想録(その後10年間注目されなかった)を執筆したり、シカゴで貧困層に有権者登録を促す地域活動に従事していたのだから。

 男性の本質を見極めるという点についても、ミシェルには人並み外れた能力があったようだ。

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