最新記事
SDGsパートナー

日本人が見習うべきは「ペンギン」!?...支え合う子育て社会を目指す「NISSAY ペンギンプロジェクト」

2024年12月2日(月)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
NISSAYペンギンプロジェクト

子育てしやすい社会をみんなでつくるを体現している動物「ペンギン」をモチーフに、「みんなで子どもを育てる社会」の実現を目指すプロジェクト

<子育てを社会全体で支える仕組み・風土作りを進める日本生命保険相互会社では、「集団育児」をするペンギンをアイコンに啓発活動や保育支援サービスを展開している>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

少子高齢化が急速に進む日本。多くの自治体や企業が子育て支援を喫緊の課題として、資金面・ハード面で対策に乗り出しているが、まだまだ社会的な機運が高まっていないのが現状だ。

2021年の内閣府調査では「(日本は)子供を産み育てやすいと思わない」と答えた人が61.1%と多数を占める結果となった。これはフランスの17.6%、ドイツの22.8%、スウェーデンの2.1%などと比べて、極めて高い割合だ。

また同年、ユニセフのイノチェンティ研究所が発表した『先進国の子育て支援の現状』でも、日本は先進国41カ国中21位に留まるなど、先進国の中では立ち遅れていると言える。

そんな中、日本生命保険相互会社では、子育てを社会全体で支える仕組みを作るべく活動を始めている。その名も「NISSAY ペンギンプロジェクト」だ。

ペンギンのように支え合う子育て社会を目指して

コウテイペンギンは「集団育児」をする珍しい動物だ。雌雄交代で卵を温め、給餌をし、群れで行動して、親以外のペンギンも一丸となって外敵から雛たちを守る。

そんなペンギンをアイコンに、育児中の当事者だけでなく、皆で支え合える「子育ての壁や不安がない社会」の実現を目指しているのが、ペンギンプロジェクトだ。出産をサポートする保険商品・サービスの提供から教育プログラムや奨学金の実施、保育所マッチングサービス運営まで、その取り組みは多岐に渡る。

特に注目すべきは、WEB漫画やSNSを活用した啓発活動だ。公式サイトやXで「子育てあるある」や、地域のサポート制度を描いたエッセイ風漫画を配信し、子育てのヒントや考えるきっかけを提供している。

newsweekjp20241112023324-b4f5cec256f01064ba72b5add804ce9d778eeb4b.jpg

「子育てあるある」をペンギンが自身の習性を交えながらアドバイスし、子育てについて考えるきっかけを提供するオリジナル漫画

SNSで子育てへの不安や「壁」に関する声を集め、それを漫画に反映するなど、双方向のコミュニケーションに努めて、「子育ては大変」というネガティブなイメージを拭い去る試みだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀、政策金利を現状維持:識者はこうみる

ビジネス

アルコア、第2四半期の受注は好調 関税の影響まだ見

ワールド

英シュローダー、第1四半期は98億ドル流出 中国合

ビジネス

見通し実現なら利上げ、米関税次第でシナリオは変化=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 10
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中