なんでも他人や世の中のせいにする人が「増えている」理由、自分の「他責思考」を直す方法
「○○が悪い」と悪者が出てきそうになった場合は...
とはいえ、頭で理解していたとしても、「この状態が嫌だ」「この人が嫌いだ」という不快感を抑えられないかもしれない。そんなときは、ただ拒否反応を示すのではなく、「この状況を自分の力だけで打破できないか」という観点からも考えるようにしてみるべきだという。
他責グセがある人の場合、まず「私は悪くない、〇〇が悪い」という結論があり、その〇〇に何を当てはめるのがしっくりくるか、という思考回路になっています。もちろん、公平な視点から見ても、自分以外のところに完全に責任がある場合や、逆に、どちらが悪いとも言えない場合がありますので、「他責の結論を絶対に出してはいけない」ということではありません。
しかし、「他責」を最優先の結論としてありきにしないで考えてみることをやっていただきたいのです。
「〇〇が悪い」と悪者が出てきそうになったら、「少なくとも自分のせいではない」というところで思考を終わりにしてください。(146〜147ページより)
そして他責思考に陥りそうになったら、まず自己解決できないかと考えてみる。そのうえで、「少なくとも自分のせいではない」というところで思考を終わりにし、自己解決のための方法を探し当て、そこに集中することが大切なのだ。
「自分に他責グセがあるかもしれない」と気づけたとしたら、従来の思考回路を変化させ、自動思考を止めるため、自分だけの解決策に集中するべきということである。
『何でもまわりのせいにする人たち』
小日向るり子・著
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[筆者]
印南敦史
1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。他に、ライフハッカー[日本版]、東洋経済オンライン、サライ.jpなどで連載を持つほか、「ダ・ヴィンチ」などにも寄稿。ベストセラーとなった『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)をはじめ、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)など著作多数。2020年6月、日本一ネットにより「書評執筆本数日本一」に認定された。

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