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生きることをあきらめた「譲渡不可」の保護猫、それでも引き取った里親 その日から見せた変貌ぶりに涙
'Unadoptable' Shelter Cat Had Given Up on Life—Then a Stranger Saw Him
生きることをあきらめた保護猫、心を取り戻した幸せそうな姿に涙(写真はイメージです) Ioann-Mark Kuznietsov-Unsplash
<生きることをあきらめて心を閉ざした保護猫は、「譲渡不可」扱いだった。ある日、シェルターを訪れた1人の女性と出会って心を取り戻すまでは>
白茶の高齢猫クラスティは、独りぼっちでうずくまっていた。その姿を見たニュージャージー州のアランナ(30)は放っておくことができなかった。
【動画】独りぼっちで心を閉ざした高齢猫、「魔法みたいに心を取り戻した」里親との出会い
「初めて会った時、ほかの子たちはみんな施設内を歩き回っていたのに、クラスティだけはケージの中で独りぼっちだった。悲しそうで打ちひしがれて、目の周りは真っ黒だった」。アランナ(30)は当時を振り返って本誌にそう語った。「何もかもあきらめた様子のこの子を、そのまま放っておくことはできなかった」
現在の年齢は9歳前後。2023年に引き取られた時とはまるで違う猫のようになった。
「シェルターは当初、健康状態と高齢を理由に『譲渡不可』としていた。けれど私はこの子の里親になれるまで、ほぼ毎日通い続けた」とアランナは言う。
クラスティは慢性の猫ヘルペスウイルス感染症(FHV)にかかり、くしゃみや鼻水、目の炎症、食欲不振などの症状ですっかり元気をなくしていた。
「もう毛繕いさえしなくなっていた。自分の周りの世界とかかわるのをやめて、ただじっと閉じこもっていた。あまりに痛々しかった」とアランナは振り返る。
シェルターから薬の投与の仕方を教えてもらったアランナは、クラスティの里親になった。その日からクラスティは激変した。
「最初の晩からこの子は私の胸の上で丸くなって寝てくれて、以来、ここが彼の居場所になった。実は超甘えん坊で、私の膝の上にいる時か、のんびり毛繕いしている時が一番幸せそう。最初に出会った時は毛繕いさえしていなかったのに」
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