ニュース速報
ワールド

豪が16歳未満のSNS禁止法施行、世界初 首相「誇らしい日」

2025年12月10日(水)09時07分

写真は主要プラットフォームのアイコン。2025年12月9日撮影。REUTERS/Hollie Adams/Illustration

[シドニー 10日 ロイター] - オーストラリアは10日、16歳未満の交流サイト(SNS)利用を禁止する法律を施行した。同措置の導入は世界で初めて。

短編動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)やアルファベット傘下グーグル所有の動画投稿サイト、ユーチューブ、メタ傘下のインスタグラムやフェイスブックなど10の主要プラットフォームは、午前0時(日本時間9日午後10時)から16歳未満のアクセス遮断を命じられた。応じないプラットフォームには最大4950万豪ドル(3300万米ドル)の罰金が科される。

対象プラットフォームは新たなサービスの登場に伴い見直される。

アルバニージー首相は豪家庭にとって「誇らしい日」だとし、新法は当局がインターネット上の被害を抑制できることを証明するものだと指摘。「オーストラリアの家庭が大手テック企業から力を取り戻す日だ」と公共放送ABCで述べた。また「新しい技術は素晴らしいことをするが、人間が自らの運命をコントロールできるようにする必要がある」と語った。

SNSが子どもの健康と安全に与える影響を巡る懸念が高まる中、豪政府の取り組みにはデンマークやニュージーランド、マレーシアなど他の国々からも注目が集まっており、政府が言論や技術革新を阻害することなく年齢制限をどこまで押し進めることができるかを試すテストケースとなる。

豪カーティン大学のインターネット研究教授タマ・リーバー氏は「オーストラリアはこうした規制を導入した最初の国だが、最後になる可能性は低い」と述べた。

多くの保護者や児童擁護団体が新法を歓迎する一方、テクノロジー大手や言論の自由を擁護する団体からは批判が強い。

イーロン・マスク氏率いるXは10日、新法に従う方針を示したが、「われわれの選択ではなく、オーストラリアの法律が要求していることだ」と説明した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国務長官「意図的に標的にせず」、イラン学校攻撃巡

ワールド

景気が弱い時でも利上げ必要な場合ある=カナダ中銀副

ワールド

クリントン氏、富豪巡るトランプ氏発言明かす 議会証

ワールド

グリーンランド鉱業部門に関心高まる、トランプ氏の領
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 7
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 8
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中