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メンタルヘルス

職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何か?...「うつ病」との関係から予防策まで

2025年8月7日(木)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

典型的な抑うつ症状とは

最初は些細なミスや人間関係のいざこざから始まり、徐々に疑心暗鬼になり、悪循環が起こります。最終的には憂うつ、集中力の低下、意欲の低下、記憶力の低下、などの抑うつ症状が発生します。

「前と比べてすごく忘れっぽくなった」
「全然集中できなくてさっき聞いたことも思い出せない」
「朝、布団から出ようと思っているのにギリギリまで身体が動かない」
「週末は趣味のランニングをしていたのに、いつの間にかしなくなっていた」

などの症状が、典型的な抑うつ症状です。症状が強くなれば、最終的には自宅療養になってしまいますが、基本的には療養すれば適応障害は治ります。職場の環境と自分の適応がうまくいかなかったのだから、その環境から離れれば体調が改善する、とお伝えすれば理解しやすいかもしれません。

体調がよくなるまでの期間は、「つらい症状はどの程度だったのか」と、「つらい症状の期間がどれだけ続いたのか」の掛け算でほとんど決まります。夜寝て朝起きる、日中は少しは散歩などの活動ができる、くらいの体調には、数週間〜1カ月で回復するでしょう。

「頭の働きが戻ってきたと感じる」
「適応障害の原因と似たような事柄(誰かに怒られるなど)に触れてドキドキすることが減ってきた」

となるのは、休職して1〜2カ月経過した頃でしょうか。その時期から、復職に向けた本格的な活動が始まります。

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