最新記事
運動

ハムストリングスは「体重」を求めていた...神が「脚の裏側」に筋肉を置いた理由とは?

2025年8月2日(土)09時20分
ポール・ウェイド(元囚人・キャリステニクス研究家)

股関節を使って胴部を後方に反らせ、膝のところで脚を曲げれば、股関節と膝をつなぐハムストリングスに負荷がかかる。ここで、つま先を立ててはいけない。

つま先を立てるとつま先からの圧力が大腿四頭筋を活性化させるが、ハムストリングスにはあまり負荷がかからなくなる。ハムストリングスに必要なのは、かかとからの圧力だ。


そのため、ハムストリングスを含めた後部チェーン(体の後ろでつながっている筋肉群)全体を鍛えるには、地にしっかりと足裏全体をつける必要がある。そして、ハムストリングスを含めた体の後ろ側にある筋肉全体を同時に活性化するには、かかとから押してブリッジをかけることがポイントになる。

ハムストリングスをもっとも刺激するエクササイズは、ストレート・ブリッジだ。

ハムストリングスに筋肉がつかない場合は、スプリントや、(さらに効果的な)丘スプリントをやった後に、ストレート・ブリッジを加えるといい。フォームを崩さずにゆっくりやる20レップスを4~5セット。こうすれば、鉛筆のような脚にみるみる筋肉がついてくる。

ハムストリングスは後部チェーンの一部であり、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉で成り立っている。大腿二頭筋はその名の通り、ふたつの筋肉でできている。ひとつは短くて膝関節をまたいでいるだけの筋肉で、膝のところで脚を曲げるのに役立っている。

もうひとつは強いだけでなくとても長い。膝関節と股関節をまたいでいて、体幹を前方や後方に押し出すときに臀筋とともに動作する。

ちなみに、中世の肉屋が食用豚の脚を展示するとき、こっち側の筋肉にある長くて強い腱を店先に引っ掛けて吊るした。この「豚のもも肉(ham)」を「吊るす(string)」が、ハムストリングスの語源になっている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感3月確報、53.3に低下 

ワールド

スペースX上場巡り話題沸騰、銘柄コードが賭け対象に

ビジネス

ECBの拙速利上げに慎重、インフレ定着の見極めを=

ワールド

米国務長官、地上部隊使わず対イラン目標達成へ 「数
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 5
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 6
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 7
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 8
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 9
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 10
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中