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ゆで卵1個で「食欲ホルモン」は変えられる...「腸と脳を整える」食べ方とは?

2025年5月27日(火)08時45分
ダヴィニア・テイラー(サプリメント会社ウィルパウダーズ創設者・減量エキスパート)

もちろんそんなことはしません。ダイエット中の人が何も計画せずにキッチンに行ったら、ドカ食いをしてしまうでしょう。誰もが、自分をよくわかっています。何がきっかけになるか、自覚しているのです。そのため、私は常に先手を打ちたいと思っています。

多くのバイオハッカー(健康を最適な状態にするために常に新情報を得る実践者)は、朝のコーヒーを飲む前に1時間待つと言います。でも私には家から送り出さなければならない3人の子どもがおり、カフェインがすぐに必要です。


 

目覚めたらまず、すぐに水(きちんと準備できているときなら事前に冷蔵庫に冷やしておきますが、たいていはただの水道水)に、レモンを少し絞り、塩ひとつまみか、きちんとしたミネラルのサプリメントを入れ、それを飲みます。

ミネラルは、脳がきちんと働くために必要なマグネシウム、カリウム、ナトリウムといった電解質を脳に与えてくれます。つまり、電気が流れやすくなるのです。

子どもたちの朝食をつくっている間にL-テアニンを飲み、持ち歩くためのコーヒーを用意します。コーヒーには、MCT(中鎖脂肪酸/Medium Chain Triglyceride)ケトパウダーとグラスフェッド・バターを入れますが、こうすると朝のお腹の張りをかなり防げます。

私は甘党なので、コーヒーにはさらにステビアを入れます。ステビアは、砂糖のようにインスリンを急激に上げることはありません。

近年発表された複数の研究は、ステビアには抗炎症作用があるとしています。同時に、ステビアが腸内マイクロバイオームに悪影響か否かという議論もあり、その点についてはまだ決着がついていません。ただ私個人的には、白砂糖に手を出さないためならプラスマイナスでプラスなので、使い続けています。

コーヒーにMCTオイルを入れると、かなり食欲を抑えられ、睡眠中に入った脂肪燃焼モードを維持してくれます。これがなかったら、子どもたちのベーコンをつまみ食いしていたに違いありません。

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