「安楽死」を語る前に──各自が準備すべき未来の「死の計画書」
Thoughts About Dying
患者に苦痛を味わわせないのがよい緩和ケアだが、イギリスでは資金が足りない。
特に専門医と看護師が不足し、問題のあるケースが大きく報じられるようになった。そのため悲しいかな、安楽死を資金不足の解決策とみる人の声が、最近はやたらと耳に付く。
私たちは普通の死への理解を深め、そうした死に方があることを心に留めておかなくてはいけない。
医療は飛躍的に進歩したが、死の床で出しゃばりすぎるのは考えもの。医療の介入を今以上に推し進めるのが賢明なのかどうか、私には疑問だ。

アマゾンに飛びます
2025年7月1日号(6月24日発売)は「世界が尊敬する日本のCEO」特集。不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者……その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら