【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業界を様変わりさせたのは生成AIブームの大波
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<生成AIブームはさまざまな業界に波及し、意外な企業の株価を押し上げている。電線関連に続き、いままさに活況を呈する電気設備業界の強みとは>
生成AIの大波で意外な業界が様変わりしています。発送電などの電力インフラを支える電気設備業界です。関電工<1942>やきんでん<1944>といった業界大手の株価は、年初から2倍以上に値上がりしています。
背景にあるのは、AIの拡大でデータセンター建設が活況となっている現状です。また、AIで用いられる半導体などの工場が国内回帰していることも追い風となっています。
データセンター建設で活況する業界
データセンターは、大量のデータを瞬時に処理するGPU(画像処理半導体)やデータを記憶するフラッシュメモリーを多数搭載したサーバーによって構成されます。24時間365日稼働し続けるため、その電力消費量は膨大です。一般的なデータセンター1拠点あたりの消費電力は約50メガワットとされており、これは一般家庭およそ1万~1万6000世帯分に相当します。
今年7月に米ペンシルベニア州で開催されたAI関連イベント「エネルギー・イノベーション・サミット」では、AI産業を支える電源として原子力・ガスを中核に据える方針が示され、総額900億ドル規模の民間投資が掲げられました。
国内でも、大手電力がすでに大規模投資を明らかにしています。関西電力<9503>は、変電所や送電線の新増設に1500億円超を投資すると報じられました。東京電力ホールディングス<9501>も、データセンターの集積が進む千葉県北西部での送電網増強に2000億円超を投じるとされています。






