オアシスのリアム・ギャラガーがかつて語った兄との確執......40年後も「ワンダーウォール」を歌うか? 「当然だろ」

――ミュージックビデオもよかった。撮影は楽しかった?
別に。俺にとって俳優ほど縁遠い仕事はない。俺は常に俺でなくちゃいけないんだ。24時間ずっと。さもないと、自分をだましている気がする。
――演技は得意ではない?
いや、最高にうまくできると思う。その気になれば、俺は何でもできる。ただ、自分でいるのが好きなんだ。
――ブルックリンのコンサートではオアシスの曲を多数やっていた。またオアシスの曲をやるのは楽しいか。
ああ。オアシスの曲をやるのは、自転車に乗るみたいに簡単だ。観客が新曲だけを期待してコンサートに来ると思うほど、俺はばかじゃない。みんな一生懸命働いてためたお金をはたいてコンサートに来てくれるんだ。彼らが「ワンダーウォール」や「ロックンロール・スター」を聴きたいなら、プレーするさ。
多くの人が「でもオアシスの曲を書いたのはノエルだろ?」と言う。そうさ。その曲に俺様の最高の声を貸してやった。曲が全てで、俺の声は重要じゃないなら、なぜノエルのコンサートは完売にならない? だから俺もオアシスの曲を歌いたいときは歌う。
――ノエルがツアーでオアシスの曲を演奏するのは不快か。
いいや。全然気にならないね。ノエルが書いた曲なんだから、好きにすればいい。
――ノエル版の「ワンダーウォール」はどう思う?
あまり好きじゃない。ノエルがオアシスの曲をやると、アコースティック過ぎる気がする。要するに退屈なんだ。アコースティックの「スーパーソニック」なんて、誰が聴きたい?
――ノエルと一緒にステージに立ちたいとは思わないのか。
別に。もう新しいバンドの仲間がいて、すごくうまくいっているから。






