監督が明かす「続編の可能性」...映画『KPOP デーモン・ハンターズ』世界的ヒットの裏側には「大の韓国ファン」
'KPop Demon Hunters' Director Teases Sequel for Netflix's Biggest Animation
「大学時代に『猟奇的な彼女(엽기적인 그녀)』を観て、ラブコメというジャンルの概念が一変したんだ。その後、ポン・ジュノ監督の『グエムル -漢江の怪物-(괴물)』を観て、映画の「トーン」が持つ可能性そのものが塗り替えられた」とアップルハンスは語る。
さらにアップルハンスにとって「最初に衝撃を受けたK-POP」は歌手で俳優のRainであり、「最初にハマった韓流ドラマ」は2009年に放送された韓国版『花より男子(꽃보다 남자)』だったと明かした。
同作で主演を務めたのは、韓国系アメリカ人作家による小説が原作のドラマ『Pachinko パチンコ(Pachinko)』でも知られるイ・ミンホで、「そこからはずっと夢中」だという。
「いまのアメリカの映画監督たちは、他国や異なる文化から強い影響を受けて育ってきた世代。それは素晴らしいことで、映画はまさに『世界共通の言語』なんだ」
『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のオリジナル・サウンドトラックには、力強く高揚感のある楽曲が並び、世界的に人気を集めている。その人気を受け、8月23日と24日にはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで「シング・アロング版」が劇場上映された。
アップルハンスは「僕たちは1曲ごとの『物語』を作り込むためにとても努力した。でも同時に、どの曲も独立したポップソングとして成立することを大事にしたんだ。たとえば『Golden』は、ハントリックスのルミ、ミラ、ゾーイが『自分が何を望むか』を歌う曲なんだけれど、同時に『自分自身や居場所を見つけようとしている誰か』に向けたアンセムにもなり得る。音楽チームとストーリーチーム全員の努力が、このバランスを実現できた理由だと思う」と語った。