英住宅ローン承認件数、10月は予想上回る 消費者向け融資は鈍化

2024年2月26日、ロンドン南部の住宅街で撮影。REUTERS/Hannah McKay

[ロンドン １日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）が１日発表した１０月の住宅ローン承認件数は、リーブス財務相の予算案に対する懸念にもかかわらず、市場予想を上回った。

一方、消費者向け融資の増加幅は９月を下回った。

１０月の住宅ローン承認件数は６万５０１８件で、９月の６万５６４７件から減少し、５月以来の低水準となった。ロイターのエコノミスト調査では、６万４２００件と予想されていた。

リーブス財務相は先週の予算案で増税措置を発表しており、高額な住宅に対する課税強化も盛り込まれている。

住宅ローン融資額は４２億７３００万ポンドの純増。９月は５２億２３００万ポンドの純増だった。

消費者向け融資は１１億ポンドの純増。ロイターがまとめた市場予想の１３億５０００万ポンドの純増を下回った。９月は１３億９８００万ポンドの純増だった。

消費者向け融資は前年比７．２％増で、伸び率は変わらず。２０２４年１０月以来の高水準に並んだ。