最新記事
BOOKS

メーガン妃は「ブランドのバッグを喜んで受け取る人物」として知られていた...「スタッフ辞職」の背景とは?

2024年12月15日(日)10時05分
ヴァレンタイン・ロウ(「タイムズ」紙・王室担当記者)
メーガン妃

REUTERS/Clodagh Kilcoyne

<「民間企業からのプレゼント受け取りNG」に不満が...。ヴァレンタイン・ロウ記者が貴重な証言を集めてつづった話題書『廷臣たちの英国王室──王冠を支える影の力』より>

メーガン妃によるケンジントン宮殿スタッフに対するいじめ疑惑を2022年に最初に報じた、「タイムズ」紙のヴァレンタイン・ロウ記者。

ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱への道のりに関して、どのような証言を得て、どのように見ていたのか? 綿密な調査と貴重な証言の数々からベールに包まれたイギリス王室の真の姿、そしてイギリス現代史が浮かびあがる...。話題書『廷臣たちの英国王室──王冠を支える影の力』(作品社)の第13章「ハリーに夢中」より一部抜粋。


 
◇ ◇ ◇

2018年秋、サセックス公爵夫妻はオーストラリア、フィジー、トンガ、ニュージーランドの外遊に出かけた。二人の秘書官ジェイソン・クナウフは、そのツアーには参加できなくなった。

【写真】トンガの空港でドレスに値札をつけたままタラップを颯爽と降りるメーガン妃 を見る

オーストラリアに先乗りする予定だったが、鎖骨を折り、ツアー参加を断念せざるを得なかったのだ。思いがけない予定変更で、2つの大きな出来事が起こる。

まずは従来行われていたツアー直前のブリーフィングが、ツアーバスや写真撮影に関するいつもの情報交換ではなかったことだ。

ツアー直前のブリーフィングといえば通常、ロイヤルファミリーが到着する前夜に会議室で行われ、同行する報道関係者にメディア対応の詳細を伝える。しかしそのときのブリーフィングは忘れられないものだった。

テーブルの上のコーヒーカップにクナウフの同僚の携帯電話が置かれており、クナウフがスピーカーモードで記者たちにメーガン懐妊のニュースを知らせたのだ。これは、海外ツアーの始まりとしては実にドラマチックな幕開けだ。

もう1つの大きな出来事は、現地から約1万8000キロ離れたクナウフがハリーとメーガンとの関係に決着をつけたことだ。

特にこの数カ月、クナウフはスタッフに対するメーガンの対応に(ハリーの対応も)頭を悩ませていた。この問題が注目されるようになったのは、メーガンのパーソナルアシスタント、メリッサ・トゥバチが宮殿に入り、わずか6カ月で辞職したことに端を発している。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国製造業PMI、2月は2カ月連続で50割れ 民間

ワールド

米ベスト・バイ、メモリー高騰への対応に奔走 関税負

ワールド

トランプ関税返還訴訟が国際貿易裁判所に殺到、200

ワールド

米中間選挙に向け予備選始まる、テキサス州接戦 イラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 5
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「日本食ブーム」は止まらない...抹茶、日本酒に「あ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中