最新記事

サイエンス

世界中の男性が日本のエロアニメに夢中になる理由とは?

2023年1月19日(木)15時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

4万年前の作とされる「ホーレ・フェルスのビーナス」は、もっと驚異的な胸とヒップ、そして巨大な陰唇の持ち主だ。画像共有サイト「ファンタスティ」では、ユーザーが投稿された画像のランク付けを行っている。

そのランキングで上位100位までに入った画像のうち、枚が女性の体のパーツのクローズアップで、顔はない。そのなかの1枚は、数百ものコメントを集めていた。裸の下半身の画像だ。

「そそられるぜ!」、「こういうのを最高傑作と言うんだよ」、「見事な下半身。さあ、またがろうぜ!」こんな熱いセリフが並んでいる。

もしオスのヒヒがしゃべれたなら、メスのお尻に向かって、甲高い声で、同じようなヤジを飛ばすにちがいない。男性向けのアダルトサイトには、体のパーツ専門のものがたくさんある。

「Daily Basis」には、女性のなまめかしいパーツがいろいろ揃っている。唇、つま先、お尻、まぶた、お腹、胸。このサイトは、まるでシュレッダーにかけたヴィクトリア・シークレットのカタログみたいだ。

「Boobpedia」はオンラインの巨乳百科事典で、1万近い巨乳についての詳細情報を載せている。その巨乳の持ち主であるモデルやセレブ、ポルノ女優についても、少量ではあるが情報を提供している。

「Mighty Fine Ass」では、「アマチュアが投稿したナイスなケツ、セクシーで丸いお尻」のランク付けが行われ、「Foot Fap」には、女性の足の画像が何百枚も並んでいる。たいていの女性は、こうした体のパーツの画像に魅力を感じない。

だが男性の脳は、性欲をかき立てるものを、細部にいたるまで注意深く観察する。そういうときの集中力は、ダイヤモンドカット職人のそれに通じるものがある。日本では、「絶対領域」という体のパーツがセクシーだとして大いにもてはやされている。

絶対領域のファンもかなりの観察家のようだ。絶対領域とは、女性のスカートとニーソックスとのあいだに見える素肌の太ももの部分のこと、あるいは、ミニスカートと太ももまでのストッキングのあいだの欲望をかき立てる部分のことだ。

絶対領域のファンが、ブログ「Anime Desho Desho」でこう説明している。

「ソックスとスカートは、たいてい肌より色が濃い。だから素肌には、暗いトンネルの先の光のような効果がある。素肌が華麗なオーラを放って、白く輝いている。チラリと見えるところがいいんだよ!」

男たちは女性の体のパーツにはこだわりがあるので、女性の体について真剣に分析的、数学的な調査に乗り出すことも多い。そして女性の体の「理想型」を決めたがる。



 『性欲の科学──なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか
 オギ・オーガス、サイ・ガダム[著]
 坂東智子[翻訳]
 CCCメディアハウス[刊]


(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国外相、キューバ外相と会談 国家主権と安全保障を

ビジネス

マレーシア、今年の成長予測上げも AIブームが後押

ビジネス

英建設業PMI、1月は46.4に上昇 昨年5月以来

ワールド

ドイツ企業、政府の経済政策に低評価=IFO調査
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 4
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中