最新記事

日本

「日本推しラトビア人」アルトゥルさん、日本に住みたいですか?

MOVING TO JAPAN?

2022年8月18日(木)16時35分
森田優介(本誌記者)
アルトゥル・ガラタ

Courtesy Artur Galata @ArturGalata

<「どこが好き?」「移住の計画は?」ツイッターで大人気のアルトゥル・ガラタに聞いた。実は、日本のほかにも好きな国があるという......>

本誌8月9日/16日号の特集「世界が称賛する日本の暮らし」に登場してもらった他の外国人と違って、日本に暮らしたことは一度もない。

でも日本を度々訪れては、日本の文化や日本語に関するユニークな「発見」を面白おかしく日本語で表現し、ツイッターで大人気のインフルエンサーが「日本推しラトビア人」こと、アルトゥル・ガラタ(27)だ。

本職はフリーのプログラマーである。

日本に興味を持ったきっかけは、子供の頃にハマったアニメだった。そこから日本文化や日本語を学び、偶然ラトビアを旅行中だった旅行会社経営の日本人、sho(ショウ)と仲良くなって意気投合。2016年に初来日を果たす。

昨年末には日本でコミックエッセー『アルトゥルと行く! 不思議の国・ジャパン』(KADOKAWA)を出版。現在はジョージアを拠点としている。

コロナ禍でしばらく来られなかったが、今春、2年5カ月ぶりに日本の地を踏んだ。7月半ば、日本からラトビアに帰国したばかりのアルトゥルに本誌・森田優介が話を聞いた。

◇ ◇ ◇

――ツイッターを見ていると、東京から沖縄まで日本各地を旅していた。

今回で6回目の訪日で、3カ月間滞在した。沖縄は以前にも1度行ったことがあるが梅雨で雨ばかりだったので、ショウさんと話して、無理やり予定を入れた。めっちゃきれいでした。最高!ってなりました。

――旅はいつもショウさんと一緒?

日本を一人で旅行したことはない。必ずショウさんや、仕事相手の人が一緒。自分一人では行けない場所にも行けて感謝している。

ショウさんが奈良出身なので、毎回奈良にも行く。コンビニに行くだけでも必ず1頭は鹿に会いますね(笑)。

――日本のここが好き、ここが面白いとたくさん発信しているが、何が一番良いところだろう?

本当にいろいろあるが、一つに絞るとしたら日本人の優しさ。商品を改善するときでもお客さんにサービスするときでも、自分より相手の気持ちを考える。(仕事でも)自分のエゴよりチームを優先している。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 9
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中