最新記事

Special Advertising

ターミネーターとロボニャンが奇跡の対面!

2015年7月10日(金)17時50分

 そのシュワルツェネッガーが、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」の日本公開に先立ち、7月6日(月)に六本木ヒルズアリーナで開催された「ジャパンプレミア」レッドカーペット・イベントに登場した。サラ・コナーを演じるエミリア・クラークとともに、レッドカーペットで、サインや写真撮影に応じ、ファンを熱狂させた。
「12年前に『I'll be back』と言った約束を守り、日本に来ました。今回の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では年をとったターミネーターを演じましたが、でもどうでしょう。私は見ての通り若いので、ちゃんと設定のような年寄りの役を演じられたのか心配です(笑)」とコメント。その結論は、映画の中で確認していただきたい。

世界進出を発表した「妖怪ウォッチ」のロボニャンも登場

 また、この「ジャパンプレミア」レッドカーペット・イベントには、ターミネーターとゆかりのゲストも出席。その中には、現在、小・中学生を中心に一大ブームとなっている「妖怪ウォッチ」のロボニャンの姿もあった。ロボニャンとは、ジバニャンの未来の姿で、実際に未来からやってきたロボットの妖怪。ロボニャンの決めゼリフである「アイルビーバック」はターミネーターの名セリフを彷彿とさせる。

「妖怪ウォッチ」は、原作ゲームのシリーズ累計出荷本数が『妖怪ウォッチ』『妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打』で750万本越え(DL版含む)、さらに2014年に公開された「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」は、興行収入77億円を記録した日本を代表するコンテンツのひとつ。今後はアメリカを中心とした世界進出も発表され、その勢いは未だ止まらない状況だ。「妖怪ウォッチ」の強みは、ゲームを軸に、アニメ、コミック、さまざまなグッズを展開するクロスメディアプロジェクト作品であること。すでに世界有数の玩具会社「ハズブロ」、さらにテレビ放送ではアメリカの大手キッズチャンネル「ディズニーXD」とタッグを組むことが決定し、準備は万全だ。日本で社会化現象を巻き起こしている、ホットなコンテンツが、アメリカでどこまで飛躍するのか、ビジネスシーンでも注目が集まりそうだ。

 そんな「妖怪ウォッチ」にとって、今回のシュワルツェネッガーとの対面は、あらたなコラボレーション企画誕生の予感?と想像するのは早急だろうか。日本のゲームやアニメは、今では世界的にも評価が高く、日本経済にとっても重要な市場だ。クールジャパンのコンテンツのひとつとして、アメリカに渡った「妖怪ウォッチ」が成功を収め、さらにターミネーターと絡んだオリジナルの新しい展開を見せれば、もしかしたらロボニャンは世界的なヒーローになる可能性もあるはず。

 わずか数分だが、六本木ヒルズアリーナで実現したこの奇跡の対面が、そんな壮大な夢物語の始まりになることを期待したい。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

物価は再び安定、現在のインフレ率は需給反映せず=F

ワールド

ハセット氏のFRB議長候補指名、トランプ氏周辺から

ワールド

ゼレンスキー氏と米特使の会談、2日目終了 和平交渉

ビジネス

中国万科、償還延期拒否で18日に再び債権者会合 猶
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    「なぜ便器に?」62歳の女性が真夜中のトイレで見つ…
  • 6
    アダルトコンテンツ制作の疑い...英女性がインドネシ…
  • 7
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 8
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 9
    世界の武器ビジネスが過去最高に、日本は増・中国減─…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 6
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中