電車を太陽光で走らせるのは無理?...大阪メトロとパナソニックが新発電システムを実証実験
「鉄道品質」の高圧系統連系として画期的なケースに
森之宮検車場の敷地内では現在、モビリティの未来を体験できるテーマパーク「e METRO MOBILITY TOWN」が開催中(10月19日まで)。「太陽光+純水素型燃料電池」で発電された電力はこのテーマパークで使用されており、会期後は検車場の電力室へと供給先を変更して実証実験を継続する予定だ。
「今後もこのような取り組みを通じ、鉄道施設での太陽光エネルギー活用や、自然負荷を掛けない再エネの開発、エネルギーデバイスの産業化などの促進を図っていきたいと考えています」
そう話す納塚氏によると今回のパナソニックとの取り組みは、再エネ由来の電源を鉄道電気系統に直接つなぐ、「鉄道品質」の高圧系統連系として画期的なケースになるという。CO₂を排出せず、大容量のエネルギー貯蔵も可能な水素を太陽光と組み合わせれば、公共交通機関の信頼性を保つのに貢献できるだろう。
パナソニックではグループ全体の長期環境ビジョンとして、2050年までに全世界のCO₂排出量の1%にあたる3億トン以上のCO₂削減インパクトを目指している。
その実現のカギを握るのが水素燃料電池や太陽光発電事業であり、2022年4月には施設や設備の稼働に必要な電力を100%再エネで賄う「H2 KIBOU FIELD」を滋賀県草津市にオープンした。太陽電池と蓄電池、高効率な純水素型燃料電池を組み合わせた「3電池連携」の実証施設だ。
パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下、パナソニックEW社)エネルギーソリューション設計技術課の彦坂多氏によると、これまで3年間で約900組が視察に訪れ、日本国内での純水素型燃料電池の設置も拡大してきているという。
今回の森之宮検車場へのシステム納入も「H2 KIBOU FIELD」がきっかけだった。大阪メトロの担当者が施設を訪問、パナソニックEW社からの「太陽光発電と水素発電を結合し、6600ボルトに昇圧し、高圧にして系統連系を行う」という提案が、大阪メトロの目指す脱炭素化に最も有効だと判断した。
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