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電動キックボードで20人が負傷...驚愕「22万台に安全リスク」の原因とは?

Segway Recalls 220,000 Scooters After Folding Defect Injures 20

2025年3月24日(月)15時00分
アデオラ・アデオサン

セグウェイの対応は?

セグウェイでは、該当電動キックボードの交換は行わず、代わりに対象顧客に無料メンテナンスキットを送るという。このキットには、折りたたみのロック機構をチェック・調整するためのツールと、ステップごとの説明が添付されている。

リコールを知らせるCPSCの公式通知には、以下のように書かれている。「消費者は、即座にリコール対象のスクーターの使用をやめ、セグウェイと連絡をとって、折りたたみ機構に調整が必要か判断するための情報を取得し、無料メンテナンスキットを受け取らなくてはならない」

セグウェイの声明では、不具合の詳細をこう説明している。「乗車時の状況にもよるが、時間の経過とともに、折りたたみ機構が定期的なチェックと増し締めが必要になる場合がある。返品や交換の対象にはならない」

リコール対象となった電動キックボードを所有している人は、即座に使用をやめて「800-914-6110」に電話する(月〜金、午前9時から午後5時まで受付)か、あるいはrecall@segway.comにメールを送り、セグウェイと連絡をとることが求められる(すべてアメリカ国内を対象とした対応)。

連絡を受けると、セグウェイが状況を診断するための指示を提供し、折りたたみ機構の問題に対応するためのメンテナンスキットを送付する。同社は、専用のリコール対応センターを設置し、追加情報を提供している。

CPSCは今後、今回のリコール措置の実効性をモニタリングする。現在の改善策が不十分だった場合や、さらなる負傷などの事例が発生した場合には、セグウェイ側に追加措置を行うよう命じる可能性もある。

(翻訳:ガリレオ)

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