役に立つのは「1年前のカレンダー」...会社と世の中をつなぐ広報の立場から見た、PRの基本とテクニック

広報・PRパーソンの小野茜氏(flier提供)
<アイデアのタネはいつも「会社の外」にある。『ひとり広報の戦略書』著者・小野茜さんインタビュー>
企業などの組織が、事業の活動や方針を広く社会に伝えていく仕事が「広報」です。現在、企業において広報担当がひとりだけという「ひとり広報」が急増しています。他の仕事と広報を兼務する人も少なくなく、自ら広報活動をする経営者や個人事業主も「ひとり広報」といえるでしょう。
テレビや新聞などのマスメディアからインターネットメディア、SNSなど、その方法は多様化しており、広報の難易度は年々高まる一方です。今回は、『ひとり広報の戦略書』の著者で企業の外から広報をサポートするPR支援会社の代表・小野茜さんに、広報の重要性や実際に使えるテクニックまで幅広く教えていただきました。聞き手は、株式会社フライヤーで広報・PRを担当する執行役員・井手琢人です。(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
誰もが「ひとり広報」になる可能性がある
井手琢人(以下、井手):私も広報・PR歴が長く、メディアやトレンドが変遷していく中、それにしがみつきながら広報活動をしてきました。
広報について書かれたノウハウ本もいくつか読んできましたが、教科書的なものが多い印象でした。その中で、小野さんの書かれた『ひとり広報の戦略書』は広報の現場感がダイレクトに伝わってくる本で、大変ためになりました。
『ひとり広報の戦略書』
著者:小野茜
出版社:クロスメディア・パブリッシング
要約を読む
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小野茜(以下、小野):ありがとうございます。
私はもともと会社員で、当時の社長から突然「広報やってみない?」を声がかかったのがきっかけで広報の世界に入りました。それまでは全くやったことはなかったので、ゼロからスタートした「ひとり広報」でした。
井手:私は20代の頃にPRの仕事につきまして、その頃は上司もいて教えてもらうことができましたが、小野さんのような未経験からいきなり「ひとり広報」になるパターンは結構多い気がします。
小野:日本は中小企業が大半を占めるので、その傾向は強いと思います。
広報という仕事は会社の成長のためにポジティブに働きかけるという役割はあるものの、「売上が上がる」というような目に見える成果が分かりづらいこともあって、会社として複数人の担当者を置きづらいという現状があると思います。
井手:企業が広報の担当を置いたときに、すぐに経営者は「うちをテレビに出してくれ」という期待を寄せがちですよね。いきなりテレビ露出を期待されるという現実とのギャップ感はなかなか辛いものがあります。
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