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働き方

給料据え置きの「週4日勤務」で、生産性と労働意欲を高める会社の挑戦

We're Doing a 4-Day Week

2022年1月28日(金)17時08分
アレックス・オニール(フェアウェイ・ホームケア運営部長)

私たちがチームで働く場合、1人が一連の仕事全てを受け持つやり方はしない。担当者の不在時に、その仕事が手付かずになってしまうからだ。全社で取り組むほうがはるかに融通が利くだろう。チームでタスクの完了を確認するこの手法は、社員も管理職も得るものが大きいと思う。

私は手の内を全部さらけ出している。優れた人材を引き付けたいし、今いる社員を維持したい。過去18カ月間で多くの困難に直面し、それらを無傷で切り抜けたことで、私たちははるかに強くなった。

今後の方針としては、このやり方が社員のパフォーマンスと成果にどう影響するか見極め、必要に応じて見直しをするが、早急な判断はせず長期的に見守る予定だ。正直なところ、週5日勤務に戻ることは決してないと信じている。

陳腐な表現だが、この仕事を初めて以来、私は働くのが楽しくて仕方ない。私は時間も気にせず没頭するが、普通の人は時間が気になるものだということも忘れないようにしなくては!

社員が私のように仕事に没頭し、仕事を愛するために、この週4日勤務制度が助けになるのではないかと思う。

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