最新記事

宇宙旅行

「お金配りおじさん」前澤友作、今度は月旅行の同乗者を8人募集

2021年3月3日(水)17時12分

衣料品のネット通販大手ZOZOの創業者である前澤友作氏は⺠間⼈初となる⽉周回の宇宙プロジェクト「dearMoon」の同乗者を世界中から8人募集すると発表した。写真はロイターのインタビューに応じた前澤氏。3月3日、東京で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

衣料品のネット通販大手ZOZOの創業者である前澤友作氏は3日、⺠間⼈初となる⽉周回の宇宙プロジェクト「dearMoon」の同乗者を世界中から8人募集すると発表した。

前澤氏は同日、ロイターとのインタビューで「宇宙旅行は今後誰にでも開かれていく夢のある旅行になると思うので、まずは皆さんに夢を描き想像力を膨らませてほしい」と語った。

「dearMoon」は、米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏率いる宇宙ベンチャー「スペースX」が開発を進める超⼤型ロケットに乗り、月表面を周回するプロジェクト。2023年に出発する予定で、およそ1週間かけて地球へ帰還する。

前澤氏は、スペースXのロケット開発の進捗状況について、すべて予定通りに進んでいると明らかにした。

スペースXは、昨年12月と先月に試験ロケットの着陸に失敗しているが、前澤氏は「マスク氏は『心配ない』と言っているので信じている」と述べた。

プロジェクトへの応募期間は3月3日―14日で、応募者には後日写真⼊りのエントリー証明書を発行する。その後、書類選考、オンライン面談、メディカルチェックなどの選考過程を経て8人を選定する。選考内容や日程などの詳細は、追って発表するという。

前澤氏は、「多様性のあるいろいろな人に乗っていただきたい。そこで生まれるコミュニケーションも楽しみにしている」と語った。

(新田裕貴)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...
→→→【2021年最新 証券会社ランキング】


ニューズウィーク日本版 英語で学ぶ国際ニュース超入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年5月6日/13日号(4月30日発売)は「英語で学ぶ 国際ニュース超入門」特集。トランプ2.0/関税大戦争/ウクライナ和平/中国・台湾有事/北朝鮮/韓国新大統領……etc.

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

NATO事務総長、国防費拡大に新提案 トランプ氏要

ワールド

ウクライナ議会、8日に鉱物資源協定批准の採決と議員

ワールド

カナダ首相、トランプ氏と6日会談 ワシントンで

ビジネス

FRB利下げ再開は7月、堅調な雇用統計受け市場予測
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 2
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 3
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 4
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 5
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 6
    宇宙からしか見えない日食、NASAの観測衛星が撮影に…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    金を爆買いする中国のアメリカ離れ
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中