米電気自動車(EV)のテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日に開催した電池の新技術を発表する「バッテリー・デー」で、EVの価格を大幅に引き下げ、完全な自律走行性能を持つ価格2万5000ドルのEVを3年以内に製造すると発表した。

ただ、同社株は引け後の取引で売りが加速し、時間外取引の2時間で時価総額は200億ドル縮小した。株価は5.6%安で通常取引を終了し、時間外では一時6.9%下げた。

投資家はテスラから2つの大きな発表があることを期待していた。寿命が10年以上の「ミリオン・マイル」バッテリーの開発と、EV車の価格をガソリン車よりも抑えるための具体的なコスト削減目標だ。

ただ、マスク氏はどちらも発表せず、代わりに数年以内に新技術とプロセスを活用してバッテリーのコストを半分に引き下げ、「手頃な」EVを製造すると述べるにとどめた。

ロス・キャピタル・パートナーズのアナリスト、クレイグ・アーウィン氏は「具体的なものは何もなかった」とコメントした。

マスク氏は、革新的な新モデルやバッテリーデザイン、製造プロセスをテスラがまだ確保していないことを認めた。同社はこれまでにも製造目標を達成できないことがたびたびあった。

テスラは将来的に年間最大2000万台のEV製造を目指す。今年の世界の自動車業界全体の製造台数は8000万台と見込まれている。

テスラはこの日、新たな「モデル S Plaid」も発表した。納車は2021年からでウェブサイトに掲載された価格は約14万ドル。

[ロイター]
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