ドイツ自動車工業会、EU・米貿易協定の即時履行を要求

ドイツ自動車工業会(VDA)は7日、欧州連合(EU)と米国の間で合意した貿易協定を直ちに履行し、自動車業界の負担を軽減する必要があると表明した。VDAのミュラー会長、ミュンヘン自動車ショーで2023年撮影(2025年 ロイター/Leonhard Simon/File Photo)
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツ自動車工業会(VDA)は7日、欧州連合(EU)と米国の間で合意した貿易協定を直ちに履行し、自動車業界の負担を軽減する必要があると表明した。
VDAのヒルデガルト・ミュラー会長はプレスリリースで「(27.5%という分野別関税が)依然として維持されており、ドイツの自動車メーカーや部品メーカー、さらには大西洋を挟んだ貿易に大きな負担をかけている」と述べた。
ミュラー会長は、欧州委員会とドイツ政府が、米国に分野別関税の撤回を強く働きかけるべきだと主張した。
EUと米国の交渉に詳しい関係筋は6日、トランプ米政権がEU製自動車・自動車部品に適用する関税を27.5%から15%へ引き下げるまであと数日かかる公算が大きいと述べた。