近日中に米ロ首脳会談、両国が基本合意 ロシア補佐官言明

8月7日、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、プーチン大統領とトランプ米大統領が近く会談する予定だと明らかにした。写真はクレムリンを後にするウィトコフ特使を乗せた車列。8月6日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Lev Sergeev)
[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアのウシャコフ大統領補佐官は7日、プーチン大統領とトランプ米大統領が近日中に会談する予定と明らかにした。
インタファクス通信によると補佐官は「アメリカ側の提案により、最高レベルの二国間会談、つまりプーチン大統領とトランプ大統領の会談を行うことで基本的に合意した。アメリカ側と具体的な準備を始めている」と述べた。
この発表を受けロシアの株価指数は4.5%上昇した。
会談場所は明言しなかった。プーチン大統領はきょう7日、アラブ首長国連邦(UAE)との首脳会談を予定しており、関係筋は以前から開催するならUAEが候補としていた。
両首脳の対面での会談はバイデン大統領とプーチン氏による21年6月の開催が最後で、22年2月にロシアがウクライナ侵攻以降、両国関係は悪化した。
ウシャコフ補佐官によると、ウィットコフ米中東担当特使は6日のプーチン大統領との会談で、両大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による3者会談を提起した。しかしロシア側は「全くコメントしない」としたという。
補佐官は「まずトランプ大統領との2国間会談の準備に重点を置くことを提案し、最も重要なのは、この会談が成功し生産的なものになることだ」と述べた。
ホワイトハウス当局者は6日、早ければ来週にも対面での首脳会談を行う可能性があると述べていた。