最新記事

感染症

米百貨店メーシーズ、来週一部店舗の営業再開 6週以内に全店でも

2020年5月1日(金)10時14分

米百貨店大手メーシーズは新型コロナウイルス感染拡大に伴い一時的に閉店していた米国内の店舗のうち、感染拡大抑制策が緩和された州にある68店舗の営業を5月4日に再開すると発表した。ニューヨークで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Andrew Kelly)

米百貨店大手メーシーズは新型コロナウイルス感染拡大に伴い一時的に閉店していた米国内の店舗のうち、感染拡大抑制策が緩和された州にある68店舗の営業を5月4日に再開すると発表した。

メーシーズは3月18日に全店舗の営業を停止。政府の予想通りに感染拡大ペースが鈍化すれば、向こう6週間で約775の全店舗の営業を再開するとした。

米国ではショッピングモール運営のサイモン・プロパティ・グループや高級皮革ブランドのタペストリー(旧コーチ)などが近く一部営業を再開する予定。

フォレスター・リサーチの小売アナリスト、スチャリタ・コダリ氏は「店舗閉鎖の長期化は小売店やショッピングモール運営企業のためにならない。長期的な閉鎖に耐えられるだけの手元流動性が不足している」と指摘。手元資金に最も困窮している企業が早期に営業を再開すると述べた。

[ニューヨーク ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・政府、緊急事態宣言を全国一律1カ月程度延長へ 明日の専門家会議で判断
・韓国そして中国でも「再陽性」増加 新型コロナウイルス、SARSにない未知の特性
・東京都、新型コロナウイルス新規感染46人確認 都内合計4152人に
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?


20050512issue_cover_150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

次期FRB議長、12月か1月に発表の可能性=米財務

ワールド

米、AI政策計画発表 規制緩和や同盟国への輸出拡大

ビジネス

英CMA、米アップルとグーグルにアプリ配信方法の公

ワールド

韓国GDP、第2四半期は前期比+0.6% 1年超ぶ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    参院選が引き起こした3つの重たい事実
  • 2
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家安全保障に潜むリスクとは
  • 3
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつものサラダ」に混入していた「おぞましい物体」にネット戦慄
  • 4
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 5
    バスローブを脱ぎ、大胆に胸を「まる出し」...米セレ…
  • 6
    【クイズ】億万長者が多い国ランキング...1位はアメ…
  • 7
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 8
    中国経済「危機」の深層...給与24%カットの国有企業…
  • 9
    トランプ、日本と「史上最大の取引」と発表...相互関…
  • 10
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 6
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 7
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 8
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 9
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 10
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中