東京外為市場、1ドル103円後半 株全面安で円高続く

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円高の103円後半。写真は2017年6月撮影(2020年 ロイター/THOMAS WHITE)
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円高の103円後半。トランプ米大統領の演説終了後、アジア株が全面安となったことで、リスク回避の円高が広がった。
104円半ばを前後していたドルは午前10時過ぎ、トランプ大統領が演説で、欧州から米国への渡航を30日間停止すると発言すると急落。日経平均の下げ幅が1000円を超え、米株先物も時間外取引で4%を超える下げになると、円が全面的に買われた。
ドルは一時103.10円まで下落。豪ドルも67円後半から66円半ばまで売られた。
トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏は「トランプ氏が米大統領となった2016年11月の水準となる101円前半付近まで下げを覚悟していた参加者はいるが、そこから下は未知数。ここを割り込むと円高が加速し、瞬間的に100円を割り込んでも不思議ではない」と話している。
午後3時前には短期筋の買い戻しと見られる動きで、104円台を回復する場面もあった。
米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを行った3日以降、タイ、カナダ、アルゼンチン、英国、アイスランドなどが相次ぎ利下げを実施した。市場ではさらに「きょうの欧州中央銀行(ECB)、18日のブラジル、25日のニュージーランドなどが相次ぎ金融緩和策を取るのではないか」(外銀)との期待感も浮上している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 103.83/85 1.1291/95 117.24/28
午前9時現在 104.52/54 1.1259/63 117.71/75
NY午後5時 104.53/57 1.1267/71 117.64/68
(為替マーケットチーム)

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