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不確実性に包まれた今の時代こそ、村上春樹がノーベル文学賞にふさわしい
作品の背景には日本文化があるが、村上は国境の制約を飛び超え、私たち全体の問題を掘り下げる。どうすれば幸福を感じられるのか? 不確実かつ複雑な世界で、どうやって内面の強さを確立するのか? 虚構と真実をどう見分けるのか?
2020年代、村上の評価はさらに高まるだろう。その決め手になりそうな作品は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』だ。
未来的メトロポリス。重大な結果を招く情報戦争。恐ろしい「門番」が待つ巨大な壁。2つの世界の間で選択を迫られる主人公。村上は未来をのぞき込み、私たち全員が直面する選択の問題を完璧に表現する。自分の言語や祖国と不可分の関係にありながら、ここまで見事に世界中の人々を代弁できる作家はほかにいない。不確実性の時代、村上作品は現代人にとって一種の万能薬なのだ。
米中貿易戦争と米大統領選が本番に突入する2020年、世界はますます不確実なものになる。2020年か21年のノーベル文学賞は村上の番になりそうだ。
<本誌2019年10月22日号掲載>
【参考記事】村上春樹が今度こそノーベル賞を取るために
【参考記事】村上春樹の小説を僕が嫌いな理由
※10月22日号(10月16日発売)は、「AI vs. 癌」特集。ゲノム解析+人工知能が「人類の天敵」である癌を克服する日は近い。プレシジョン・メディシン(精密医療)の導入は今、どこまで進んでいるか。
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